本を読むこと=文字を読むことではなく、問いかけて読んでみよう
読書会記録は、開催じゅんではなくて、自分が書きたい順になっている。
9月ごろから、いわゆる「普通の日常」が戻ってきた感があり、開催もばらけてしまっている。
10月は結局2回の開催だった。
今日のブログはそのうちの1回目の記録。
この日は、ファシリテータ仲間のほかに、お初の参加をいただいた。
9月以降、なんだかグダグダと過ごす日が多くて、半年間の休養だったのか、または次への体や心の準備のためのグダグダなのか。
何かやらなきゃという多少の焦燥感と、今はええんだよという心の声、そんな気持ちがひしめき合っていたころだった。
この日読んだ本は、天台宗大阿闍梨の酒井雄哉さんの本、そしてお初の参加がお坊さんというのも、ご縁というか、やってくれるやん読書会というか。
その日の「本を読み終わったときにどうなっていたいですか?」の質問に、「今、グダグダと無駄な時間を過ごしているが、それがOKだよと確信を持ちたい」と答えるところからスタートした。
まずは当日の本をご紹介。
他力(五木寛之 著)
感情を整える片付け(種市勝覺 著)
俺か、俺以外か。ローランドという生き方(ローランド 著)
ムダなことなどひとつもない(酒井雄哉 著)
ムダとか整えるとか、他力とか、今悩んでいることがそのまま出ているような本のタイトルが並んだ。
自分の本を読みながら、片付けも気になるねんなんて考える。
そんなこの日の魔法のしつもんはこんな感じ。
Q1.あなたは今、どこのまたはなんの片付けを必要としていますか?
Q2.あなたが一番楽しい時はどんな時ですか?
Q3.あなたの深さ、あなたのやさしさ、あなたの広さはなんですか?
Q4.あなたが繰り返しやってきたことで、得意なことはなんですか?
私の答え。
Q1.玄関回りや洗面所、できてないことにいつもざわつく
Q2.人と語らっている時と、一人で何もしていないとき
Q3.あなたのやさしさについて、責任感、食べること、これらは気を付けないと義務になる
Q4.パン作りと学ぶこと
パンとか、禅タロットとか西洋タロットとか数秘とか、コンステレーションとか、今やってることは、ある時ふっと途切れてしまうけど、やっぱり復活させているもの。
それがきっと得意でやってることなんだなーってことを気づいた読書会だった。
この日頂いた感想の中で、一番私に響いたのがこちらの感想だ。
「今まで、本を読むこと=文字を読むと思っていて億劫だったのが、しつもん読書会のように自問自答しながら読むと、ほんの読み方が変わるかな?」
そうそう、読書嫌いの人の中には、本を読む=文字を読む、で頭に入ってこないから面倒、って思ってる人も多いんじゃないかな。
私も本の種類によって、文字を追うだけになってしまう時もある。
でも、そんな本こそ、しつもん読書会で問いかけながら、本を読んでみてほしい。
そしたら、自分自身が何にひかれてこの本を買ったのかが理解できることもある。
どうしても読まないといけない本が、エッセンスがわかることで義務感が少なくなる、なんてメリットもあるのだ。
11月も3回読書会を予定している。
本を文字で読んでいて進まないということから一歩進める読書会、気になったらご参加ください。