ツナガルワタシーヒビノキロクー

ファミリーコンステレーションと禅タロットの学び、パン作りやさをり織りのものづくりの日々

暮らしごと〜さをり織り〜

現在の趣味の一つに「さをり織り」がある。

趣味、というより、これからの暮らしごととして捉えていることだ。

さをり織りについては、単語をクリックすると説明が出てきます)

 

友人がさをり織りのサロンを主宰していて、そこで初めて体験したのがちょうど3年前のこと。

写真の日付を見たら、2019年1月30日だった。

初めてのさをりは赤いストール。

無心で布を織り上げる作業は、ちょうど瞑想をしているようだった。

夢中で織り上げて気づいたのだが、ここはこんな色、ここはこんな色と瞬間瞬間の思いで糸を選んで織り上げるので、2度と同じものは作れない、

そして、それがその時のオリジナルなのだ、ということ。

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瞑想的であること、オリジナルなことは、私がとても大切にしていることだ。

 

そして、さをりおりの考え方の中に「失敗はない」というのがある。

糸選びや作品を仕立てる中で、「あぁー、やっちまった」と思うことは多々ある。

が、色は、その時は失敗かなと思ったものも、後になると実に自分らしい色使いをしていることに気づくのだ。

また、さをり織りの生地を仕立てるときはあまりザクザク切らないので、形が気に入らなけば解いて作り直すということもできる、めっちゃ自由度が高いのだ。

この考え方がとても私にフィットしているみたいで、自分の好きなものを自分の自由につくる、ということがさをりにハマった理由の一つだ。

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そして、もう一つ、さをり織りにハマった理由。

市販のお手頃な価格のお洋服で、私にフィットする、似合うものがとても少ないのだ。

何を着ても、自分でもうーん、イマイチと思うことが多かったのだけど、さをり織りで作った服を纏うと、やたら褒められることが増えてきた。

好きだから似合うのか、似合うから余計好きになったのかは不明なんだけど。

その上、誰も同じものを着てないのよ。

自分で作ろうとしても二度と同じものが作れないんだもの。

 

そんなある日、インスタでフォローしている人が、60歳からさをり織りを始められて、現在では個展をされるに至っている、ということを知った。

その方の作品がとても素敵で大好きで、あぁこれからの私の生活の中に、さをり織りがそばにあることが嬉しいな〜と思ったのだ。

 

これからの自分を考えたとき、自分で作り上げる暮らしをイメージする。

その中の一つとして、さをり織りがいてくれたら嬉しいな、そんな思いを持って作品に取り組んでいる現在なのだ。