第4回ファミリーコンステレーション基礎的研究レポート
滋賀県大津市で定期的に開催している「ファミリーコンステレーション基礎的研究」も4回を迎えることができました。
まず最初は半年間継続すること、を気持ちのどこかに置いておりました。
前回で無事半年を越えることができた、ということも含めて、何か新たなことが起きるのかな?と感じる4回目でした。
この日は、「初めて参加します」という方が多く、なるほど、新たなことが起きている、にふさわしいスタートです。
いつものようにエクササイズから。
はじめての方に向けて「所属」というテーマでスタートしました。
家族、会社など、何らかのグループに所属するところから物事が始まり、人はそのグループに貢献した時、誇らしい気持になる。
ということを、家族や国をテーマにして体感していきます。
まずは、最小単位での「家族」についてのエクササイズです。
家族については、その秩序が整っているとき、バラバラな時で、家族に与える影響をみていきました。
ちょっとデリケートな問題を含むことをテーマにしたので、詳細は割愛しますが、システム的に秩序が整った状態だと、エネルギーがスムーズに流れ、問題が起きない(起きてもスムーズな解決を見る)、という状態を体験しました。
ふたつめは、国や地域からのエネルギーがテーマです。
今回はある国を題材にしたのですが、予想外の動きをしたのが面白かったです。
人は自国にいようが居まいが、自身の国へ貢献しようとする、というシステムに沿った動きを期待したのです。
が、その国に関しては、国への帰属意識がとてもフリーダム。
国外に出てしまうと、本人のアイデンティティが本人の意思や嗜好の影響の方が大きく感じられました。
コンステレーションのトレーニングで、かなり初期に学んだはずの「所属」について久しぶりに触れ、新たに学び直しの気持ちになれたのは、とてもありがたいエクササイズでした。
働きかけは、この日は2テーマでした。
動きたいのに動けない、とか、さまざまなことを後回しにしてしまう、とか、誰しも多少心当たりのありそうなことがテーマとして出てきました。
両方ともに心当たりがあるあるな私には、展開された座が興味津々になるはずが、そこそこ大事な代理人をしていたためすっかり何が起こったか忘れています。
この日までの4回を通して、常に出てくるテーマは「自分自身への信頼感」だなと感じています。
自分自身への信頼感という点での自信がない。
そんなことを抱えている人が一定数おられる。勉強会の少人数の場でも感じることを考えると、世の中には一定数の方がそんな思いを抱えられてるのではないでしょうか。
勉強会では、その「自信のなさ」がどこから来ているのかの解説やエクササイズを通して、それが本当に自分の持ち物(=自分が原因で起きている、自分自身の問題)なのかを知ったり、学ぶ必要があることを解説していきます。
その学びが深まると、自分以外の人の重荷を抱えたり、自分の足元のぐらつきが解消されたりしていきます。
自分の足で軽やかに確実に歩くためのヒントや、対人援助のためのヒントがたくさんの研究会の仲間になりませんか?
次回は3月15日に京都市国際交流会館で開催いたします。
詳しくは以下のリンクから!