ツナガルワタシーヒビノキロクー

ファミリーコンステレーションと禅タロットの学び、パン作りやさをり織りのものづくりの日々

観音様がやってきた

我が家に観音様がおいでになった。

事の始まりは、瞑想の会。
仏様と向き合う瞑想する時に観音様がいらしたら、という話をしたところ、お寺の友人が、うちに納められた観音様でよければ、と手渡してくれたのが始まり。

お檀家さんの観音様が引き取られて、庫裏に眠っておられたそーな。
 
ちょうど、西国三十三所観音様巡礼をはじめたことも相まって、このタイミングでお目にかかるとは!
それでも、我が家と相性がよいか、確認してからと、一時的にお連れした。
数日後、ある人が我が家にやってきた。
観音様をみるなりこう言い放つ。
 
なあ、お厨子欲しいてゆーてはるで。

は?へ?お厨子
いやその、どこで手に入れたら?

オロオロするわたしを尻目にまた言い放つ。
 
なんかな、四六時中全身晒されるのがお嫌らしい。
 
てことは、この100均の箱でもええんやろか。
と、お入りいただくと、
それでよいらしいよ。
とのこと。
 
でもなぁ、使い古しの百均の箱じゃ、わたしが納得いかない。
一念発起してホームセンターで杉の板を買い、箱を作ることにする。
 
内張には、西村佳央里さんより譲り受けたさをりのランチョンマットを使う。
と決めたら、またその人よりいい放たれる。
 
あんな、おざぶ、欲しいって。
 
うちには、西陣織りの端切れがある。
それでおざぶを作ろうじゃないの。
 
休日を半日つかい、ようやく仕上げたお厨子、気に入っていただけるだろうか。
 
我が家との相性が良かったら、なんて前提は吹っ飛び、観音様はすっかりお厨子の中で落ち着いておいでだ。
 
ももちゃんにいただいた薔薇の花びらもお供えして、ますます我が家に馴染んでくださっている感じがする。
 
観音様をそっと差し出してくれたY氏、ホームセンターで日用大工の相談に乗ってくれた店員さん、内張のさをりを納めてくれた佳央里ちゃん、薔薇をプレゼントしてくれたももちゃん、そして、謎の通訳をしてくれた人。
 
みなさま、ありがとうございます。
おかげで、美しい観音様と巡り会えました。